特別対談 星子尚美・星子クリニック院長×鈴木昭平

2回の大病を乗り越えた星子先生が
今、お母さんたちに伝えたいこと

星子尚美 星子クリニック院長(写真左)

▲星子尚美 星子クリニック院長(写真左)

九死に一生を得た2回の経験

鈴木昭平(以下:鈴木): 星子先生、宜しくお願い致します。早速ですが、先生は大病をされたご経験がおありになると伺いました。

星子尚美(以下:星子): 最初は、小学校5年の時です。体育の授業で、跳び箱の7段を飛んだときに飛び過ぎて、一回転して頭から落ちました。意識はあるのですが、体がピクリとも動かない。救急車で、実家の救急病院に搬送されて入院しました。今から50年以上前の事です。医師の父と叔父が、頚椎の手術は危険だと判断し、私の自然治癒力にかけることにしたそうです。そこから6か月入院して、奇跡的に動けるようになりました。

鈴木: 小学生で大変なご経験をされたのですね。のちに、がんもご経験されたと伺っていますが。

星子: 12年ほど前になりますが、静岡で開業している時に、両方の胸が乳がんになりました。ステージ2です。かなり大きくなっていました。手術や放射線を受けたくなくて、代替医療の医師を探したのですが、どこも受け入れてくれない。「困ったなぁ、仕方がないからそのまま放っておこうかな」と思ったのですが、小学生の息子が「生きてて貰わないと困る」と言うのでね。「ちょっと手術だけしてください」と、いろんな先生に頼み込みました。

患者さんの遺書で、真の医療に目覚める

鈴木: 星子先生が代替医療にご興味を持たれたのは、ご自身のがんがきっかけですか?

星子: それよりもずっと前ですね。熊本大学の研修医時代です。私は放射線科でしたから、ほとんどの患者さんが、がんでした。大学病院では、必ず三大治療をしないといけないのですが、三大治療をしても誰も救えなかったのです。「人を助けるために医者になったのに、逆に人殺しをしているのではないか」と思い悩みました。「私は医者に向いていないのかもしれない。辞めたほうがいいのではないか」と考え、大学病院を何日か休みました。

鈴木: 辛い思いをされたのですね。

星子: そんなある日、研修医の最後に受け持った患者さんの息子さんが、わざわざ宮崎から訪ねて来たのです。その患者さんは肺がんで亡くなられました。息子さんの話を聞くと、最後の力を振り絞ってミミズが這ったような字で書き残した三通の遺書が、ベッドの下から見つかったそうです。そのうちの一通は私宛でした。そこには感謝の言葉と、“立派な医者になって下さい”と書いてあったので、「どうしても先生に渡たさなければ」と持ってきてくれたというのです。

鈴木: その時、先生はどう思ったのですか。

星子: その手紙を見て、「医者は辞められない」と強く思いました。だったら、「ちゃんと治療ができる医者になりたい」と考えました。「自分が納得できる医療を見つけよう」と決意して、世界中の治療の勉強を始めました。波動医学やメディカルアロマテラピー、アーユルヴェーダ、漢方、針・灸治療など、興味を持ったことは海外までも勉強しに行きました。自分の乳がんは「ゲルソン療法」という食事療法で治しました。ただ、私自身が経験して、日本人には少し難しい食事療法だと判ったので、少しアレンジして。

大病を通じて、食育の大切さに気付く

鈴木: がんが治った?

星子: そう。全く問題なし!それからはビタミン、ミネラルの勉強と、とにかくあらゆる療法を学びました。しかし、結局行き着くところは、精神、心だと。やっぱり心と身体は繋がっていますから、心を治さないと健康な人でも病気になるのです。だからまずこっちを治さないとダメだなと。

鈴木: 内面、ハートといいますか、意識ですね。病気は「気に病む」って言いますからね。

星子: そうですね。意外と自分で病気を作っている場合が多いのです。だから、そこに気づかせることをしなきゃだめだなと思い、心身を作り育てる、食育が大切だと気づいたのです。静岡では学校医として、5~6年生に食育の授業をしましたら、子どもたちがどんどん吸収するので、子どものための食育の本を作ろうと思い、これを書きました。

鈴木: 「未来のこどもたちへ」ですね。分かりやすいですし、親子で一緒に読めますね。

星子: 高学年は自分で読めるように、小さい子にはお母さんが読み聞かせしてもらえるように書きました。お母さんも子どもと一緒に食育を勉強した方がいいなと思って。

乳幼児期に牛乳と小麦はNG!欧米はレポートが出ているのに、日本は公表しない

鈴木: 2009年の協会設立当時から、牛乳が乳幼児に与える影響は一応理解していました。ところが、立正大学の柿谷教授がホームページに載せていた「自閉症が食事療法で完治した」というキャリン・セルーシさんの本の訳本をみて非常に驚きました。そこには、牛乳のカゼインが麻薬様の物質に変わると書かれていて、牛乳と小麦を除去したら自閉症が治ったという報告があったのです。

星子: はい。そうでしたね。

鈴木: 我々もキャリン・セルーシさんの本に出会ってからは、「とりあえず牛乳と小麦は止めましょう」とお伝えしています。EES協会にも非常に大変な症状の5歳半のお子さんが、牛乳と小麦を除去して半年で普通級に行けるようなった事例があります。その親御さんにお話を伺うと「2歳の頃までごく普通だったそうですが、2歳を過ぎて牛乳とパンを食べ始めたころから、何度も中耳炎になって、大量の抗生物質を服用してからおかしくなった」と話してくれました。

星子: アメリカのレポートでは、牛乳を1歳未満には与えないことを推奨しています。でも、日本は公表していない。

鈴木: アレルギーの原因食物としては、牛乳の割合は依然として高いです。小麦は遺伝子組み換えを指摘されています。

遺伝子組み換えの食材は危険

星子: フランスの実験では、遺伝子組み換えの植物を食べ続けたネズミは4か月で腫瘍が出来ると報告されています。そういった小麦のパンやお菓子を、子どもたちが食べ続けたら、どうなるかという話ですよ。だから、やっぱり本当のことをちゃんと教えないとダメです。
 もともと日本はお米の文化で小麦の文化ではありません。お米は私たちの体を冷やしませんが、小麦は体を冷やすし、むくみます。

鈴木: 陰陽ですね。お米は陽で小麦は陰なんですね。

星子: そうです。こういった知識も伝えれば、冷え性の方は、ひえとか粟とか、雑穀がいいということがわかるんです。

鈴木: 収穫量を増やすために、改良し過ぎているともいわれています。

星子: そういった小麦は血糖値も上がりやすく、糖尿病になりやすくなります。

お母さんたちに知ってもらいたい母乳と腸の大切さ

星子: 私は、若い人やお母さんたちに、母乳の大事さをもっと知ってもらいたいのです。母乳と牛乳からできた人工ミルクでは全く質が違います。たんぱく質が全く違うので、未完成な赤ちゃんの腸では人工ミルクは分解できないのです。最初の一週間に出る母乳には、ビフィズス菌や善玉菌が豊富に含まれます。母乳でないと赤ちゃんの腸が守られないのです。実は腸がきちんと働かないと思考もうまく働かない。腸は第一の脳なのです。

鈴木: 我々もそう発信しています。

食が腸内細菌を育てる便秘と体温を改善する

星子: 発生学的にも腸から発生します。腸の善し悪しを決めるのは3歳までです。ですから、腸内細菌を3歳までに十分に育ててほしいのです。三つ子の魂っていうのは、3歳までにちゃんと腸内環境が整うかどうかということなんですよ。いかに腸内細菌を育てるかが、重要なのです。親がどれだけ食事に対してちゃんと手をかけたか、ということが大事になるのです。

鈴木: EES協会のデータから見ますと、帝王切開で産まれたお子さんに不安定な症状が多く現れているようです。

星子: それは、お母さんの腸内細菌を産道で貰っていないからね。産道を通ってないから、お母さん由来の腸内細菌が赤ちゃんに入ってないのね。

鈴木: そうすると、腸の環境がいつまでも整わない。

星子: そうです。ですから腸内細菌をいかに増やすかっていうことが大事になりますね。

鈴木: どうしたらいいのでしょうか。

星子: 食べ物ですよ。食べ物で腸内細菌も良くなる。腸内環境をよくするお勧めの食べ物はオリゴ糖とか、菌のエサになる食物繊維とか。そういうのをしっかり摂るのがいいです。

鈴木: 発達障害児の9割以上は下痢か便秘です。発酵食品を食べてない、あるいは食べられない。私は、腸の改善と体温を上げることを抜きにして、発達障害の改善はあり得ないと力説しています。

星子: そうです!それから、日本ではすぐに抗生物質を出すでしょ。だから自分の自然治癒力が低下してしまうのね。

薬害の恐怖
薬は症状を一時的にごまかすだけ
根本治療ではない

鈴木: 子どもたちは薬害に脅かされています。インフルエンザのワクチンは、WHOも効かないといっています。

星子: 効かないと判っているのに、接種しているなんて恐ろしいですね。

鈴木: 発達障害あるいは、疑いがある子どもたちの数が20%近くに迫ってきました。最近、小学校の先生は生徒の行動がコントロール出来なくなると、医者に行って薬を飲むようにと指導するそうです。むやみに薬を服用すると脳を破壊することになります。

星子: 薬では何も結果が出ないと思いますよ。ただ抑えるだけです。脳の活動を抑えているだけで、根本の治療とは全然違う。

鈴木: 本来の薬とは、多少毒性があったとしても、それで細胞を活性化して、根本的に改善していくものだと思いますが、西洋医学は対処療法。薬で症状をコントロールしているだけのように感じます。

本当は食医同源
医者の多くは栄養学を殆ど知らない

星子: 薬では病気は根治できません。今、日本は、向精神薬をどの先生でも使っています。
 整形では痛み止めとして出しています。薬の使い方がめちゃくちゃです。本当に恐ろしいですよ。単にビタミン不足で起きる症状にも薬を出す。栄養のことがわかってないからそうなってしまうのです。

鈴木: 医学部では、栄養学の授業はほとんどないと聞いています。

星子: そうですね。私も卒業してから自分で勉強しました。お医者さんは栄養のことは知らないですよ。西洋医学一辺倒の先生はほとんど皆そうですよ。ですから、本当のことをみんなに知らせることが一番大切です。

毒を食べてはいけない
玄米菜食だからいいわけではない

鈴木: ところで先生も玄米菜食をされていますか。

星子: はい。玄米菜食も気をつけないとね。玄米って排出作用がとても強いから、ずっと続けると体調不良を引き起こすこともあります。玄米は断食と一緒だと思わなきゃだめ。続ける場合は、適宜ビタミンやミネラルを補うことが大事です。雑穀入れるとか、雑穀米だけにするとかね。ずっと玄米だけだとビタミンが足りなくなっちゃう。それから十分に水につけて発芽毒を抑制させる。

鈴木: そういう知識がないといけませんね。

星子: なんでもバランスよく食べるっていうことが大切です。玄米も徹底的にはやらないほうがいい。植物は生きていますから、自分を守るために毒を出す。そこをちゃんと理解して、処理してあげないと私たちにとって有益なものになりません。

鈴木: そうですね。

星子: 春の野草は食べすぎると吹き出物ができます。毒があるからです。でも、春先にちょっと食べるのは、季節が変わる時期の排毒の効果になります。秋の銀杏だって、摂りすぎるとよくない。あれも毒。ですから、バランスなのです。漢方もほんの少し毒を入れていますよ。ちょっとだからよいのであって、摂りすぎはよくありません。

親の意識が変わることが重要
親業ではなくて親修行

鈴木: 星子先生、先ほど「精神、心が変わらないと」とおっしゃっていましたが、子どもを育てるうえでのアドバイスはありますか。

星子: まず、「お母さんが変わらないと子どもは変わらない」ということかしら。お母さんが「子どもをどんなふうに思っているか」が重要なのです。そして、「親が子どもを見て変わらなきゃいけない」のです。つまり、親の気づきが大切なのです。親は気づいて、自分が変わるしかないのです。それを子どもに教えてもらわないといけないんですよ、いろんなことをです。

鈴木: 親業って言いますけど、本当は親修行なのですね。

発達検査表が親の意識を変え子どもを変える

鈴木: EESメソッドの要は発達検査表です。社会面、言語面、知覚面、身体面の4分野について、チェック項目がそれぞれ144項目あります。親御さんがチェックするのですが、絶対に×はつけません。△と○をつけるのです。重要なのは△です。その△が〇になるように取り組むのです。そうすると比較的早期に改善が始まり、不思議と親が変わるんです。

星子: それって意識ですよね。発達検査表をつけて意識が変わったのでしょう。

鈴木: そうです。発達検査表をつけるために、細かいところまで子どもを見ようとするのです。

星子: ああ、それはいいことね。

子どもの可能性を見つけてどこまでも伸ばそう

鈴木: 星子先生がおっしゃっていた気づきです。気づきを起こす具体的な仕組みなのです。発達検査表をつけて、子どもの可能性に取り組む親御さんは、必ず成功するのですよ。大切なのは、“○をつける”ことではないんです。○をつけることは評価に過ぎません。評価は医療でも行政でもやっています。しかし、評価では子どもを伸ばすことはできません。大事なのは可能性、すなわち△なんです。子どもの可能性を一つでも多く見つけて、可能性に焦点を当てて△を〇にするように取り組むと、短時間で必ず子どもに改善が起きるのです。

星子: すごくいいですね。いいメソッドじゃないですか。

鈴木: 今年は元号が変わります。私どもも新しいウェーブを起こそうと思っています。是非とも先生にご協力いただきたいです。

星子: もちろんです。私でできることはやらせてもらいます。

鈴木: 本日は本当にありがとうございました。

対談者プロフィール

星子尚美 星子クリニック院長

星子尚美 星子クリニック院長

医学博士。全人的医療を目指した自由診療のみの代替医療のクリニックを開業。東京女子医科大学医学部卒業、熊本大学医学部大学院修了。放射線専門医、日本臨床抗老化医学会認定医、高濃度ビタミンC点滴及びキレーション療法専門医、メディカルアロマ専門医などの幅広い資格を取得。2014年、東久儞国際文化褒賞授賞

取得資格

放射線科専門医、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医、アロマテラピスト、日本臨床抗老化医学会専門医、キレーション点滴専門医、ビタミンミネラルアドバイザー、高濃度ビタミンC点滴療法専門医、アンチエージング統合医療認定医

所属学会名

日本医学放射線学会会員、日本東洋医学会会員、日本総合健診医学会会員、日本消化器集団検診学会会員、東洋伝承医学研究会会員、日本総合医療会員、日本アーユルヴェーダ会員、内科医、放射線科専門医産業医、健康スポーツ医、日本代替医療学会会員、アロマテラピー会など多数

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