6歳、中度発達障がい、言葉の遅れ、パニックまみちゃん(仮名)の成長(親子面談受講当時4歳)

エジソン・アインシュタインスクール協会のスタッフとしても活躍中の加藤恵理子さん。下のお子さん(まみちゃん、6歳、仮名)が「言葉の遅れ」を指摘されたことから、3歳の時に療育に通い始めました。一度は支援級へ進むことも覚悟したものの、当協会に出合ったことで様々な改善が進み、普通級へ進むことになりました。加藤さんにこれまでの経緯をお聞きしました。

急性肺炎での入院が娘のパニックを引き起こした

まみは、二人姉妹の下の娘です。1歳からお絵かきが大好きで、英語の発音も出来ていました。おしゃべりも2歳まではカタコトですが話せていました。
2歳になる時に急性肺炎で入院し、点滴と注射をしました。泣き叫ぶ中、点滴をしたり、柵のベッドに入れられ親と隔離されたりと、この時の恐怖から娘はおかしくなったように思います。目の焦点が合わない、話せない、パニックを起こすなどの症状が出てきました。

「あんたが悪い」心無い保健師の言葉

3歳の時、保健所で言葉が遅く、パニックを起こすことを伝えると保健師さんから「あんたが悪い」と責められました。どうして、私が悪いのか聞くこともできず、理由もわからず悶々とした日々を送りました。
ある時、知り合いのお嬢さんも同じような状態で、療育センターに通うようになったのですが、そこでは「こういった子どもの症状は、お母さんの責任ではありませんよ」と言われたと教えてくれました。それを聞いて、大分癒され、「私が悪いわけではないんだ。何とか立ち直れる。大丈夫」と思えるようになりました。
療育の話を聞いてみると、娘の症状は落ち着いているようで症状も軽いようでした。

暗いところ、いつもと違う空間、音に対してパニック

しかし、それでも地下鉄に乗ると大騒ぎでした。外を走る電車でも、車両がトンネルに入って真っ暗になったりすると、ものすごく脅えるのです。他にもいつもと違う空間に入るとパニックを起こしていました。音に対しても過敏で、3歳のときにディズニーランドで花火の音にパニックを起こしました。
「言葉の遅れ」を指摘されたことから、3歳の時に療育に通い始めました。
4歳になる前に田中ビネーの知能検査を受けたところ、中度の診断でした。IQは50台だったと思います。療育センターに通いながら、普通の幼稚園に通わせましたが、「小学校は支援級も覚悟しなくてはいけないかな」と考えたこともあります。

話せない、パニック症状は小麦粉と乳製品だらけの食生活の日々のせい!?

インターネットで知的障がいについて調べていた時、エジソン・アインシュタインスクール協会のホームページを見つけました。その後、鈴木先生の本「子どもの脳にいいこと」を読みましたが、本だけでは具体的なことがよくわからないので、すぐに親子面談を受けました。
親子面談を受け、すぐに「家庭教育プログラム」を受講する決意をしました。迷いはなく、ただ「やるしかない!」との思いでした。受講を決めた理由の一つに「子どもの偏食をなおしたい」という思いがありました。
それまで、野菜がまったくダメで、パンやうどん、パスタ、ピザ、チーズなど小麦粉と乳製品だらけの食事でした。受講して食事の改善が重要と知り、早速、家での食事もご飯と味噌汁の和食に変えました。1か月もすると偏食がなくなり、それまで少ししか食べられなかった食事を完食することができました。また、体質改善に伴い、睡眠が浅く熟睡できていなかったのですが、朝まで眠れるようになりました。

「家庭教育プログラム」をスタートしてすぐに「ここにおめめを書いて」と話し始めた!

「家庭教育プログラム」を家庭でスタートしてからすぐに、びっくりすることが起きました。
その日は、得意のお絵かきをしていたのですが、まみが突然「ここにおめめを書いて」と話したのです。これには驚きました。
それからは、超高速フラッシュカードで言葉を覚えさせ、暗示法を使って「まみちゃんのお口からは、お話がたくさん出てくるね」といい聞かせたところ、言葉がどんどん出てくるようになりました。
お友達との関係にも変化が出て、それまで一人ぼっちでいることが多かったのですが、3か月後には、お友達と手をつないでトイレに行けるようになりました。4か月経つ頃には2語文が出てきて、1年経つと3語文が出てくるようになりました。今では、私や家族以外の人とも普通におしゃべりしています。

支援級を見学した際、目をそらした娘を見て「普通級に進ませよう」と決意!

進級を考えた時、「この子にとって、普通級と支援級、どちらがいいのか」と真剣に悩みました。普通級に進ませて子どものストレスになったら、という思いと、支援級に通わせることで子どもの可能性を減らしてしまうのではないかと葛藤しました。
決定的だったのは支援級を見学した際、娘が「嫌だ」と目をそらしたことです。
小児科の先生にそうだんしたところ、普通級に入学させる決断は「正解だ」と言われました。
今は念願の普通級に進むことが出来て、本当に嬉しく思っています。ただこれからが正念場なので、気を抜くことなく、「正しい言葉のやり取り」をしっかりと出来るようにすることが課題です。

ここがポイント!

まみちゃんのお母さん加藤恵理子さんからのアドバイス

通級に進学させるポイントは、小学校入学の前に、保育園や幼稚園の見極めが大切になると思います。例えば、障がい児を受け入れたくない園は避け、受け入れ可能な園を見つけるほうが良いのは言うまでもありません。親がより自分の子に合った場所を探すこと。その上で大事なのは、幼稚園や学校の先生と連携をうまく取ることでしょうか。
娘が通った幼稚園は、それまで発達障がいに対してまったく知識がなかったため、私が先生方に対し、「こういう場合はこう対応すればいいんですよ」とお話をさせてもらったこともあります。その結果、先生方の考えも変わり、この幼稚園は障がい児を受け入れるようになりました。先生方も知らないことが結構ありますから、親が子どものために、正しい知識と情報を知ることは、とても大切なことになりますね。
お子さんの進級の問題は親御さんが大変、悩まれる問題だと思います。ただ、親御さんが弱気になってしまったら、お子さんの成長の芽を摘んでしまうことになるかもしれないということです。これは私自身が実感したことです。親が「子どもを改善させ、普通の子以上にさせるんだ」との思いで、本気でチャレンジしていくことが改善の道となると思っています。

改善のためのファーストステップ!

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お子さんが他の子と違うかも…と悩んでいるより、まずは改善のための第一歩を踏み出しましょう!

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超高速楽習を指導する鈴木昭平

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