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edit7歳,自閉症,パニック,偏食 改善体験談

「この子を変える」よりも母である「私自身」が変わりたかった…エジソンのメソッドでうつを克服した結果、子どももグングン改善しました!

7歳,自閉症,パニック,偏食

岩崎律子さん(本名、38歳) お子さん倫太郎くん(本名、7歳)

聞き手:会報誌編集担当 高橋秀子

▲この夏、長野県・白馬で行われたペアレントカウンセラー集中講座での岩崎ファミリー。雄大な自然を背景におどける倫太朗くん

目が合わない、人の後を追わない、パニック…。牛乳、パン、カップラーメンなどの偏食に悩む

高橋 : 最初、倫太郎くんの様子で他の子と違うと感じたのはいつ頃ですか?

岩崎 : 赤ちゃんの時ですが、私の方を見ずに、一人でニコニコ笑っていたり、突然、急に「わ~っ」とせきを切ったように泣き出して…。私は出産してからすぐに仕事に戻ったので、両方の祖父母に見てもらっていたのですが、うちの母に言われたのは、1歳過ぎて歩けるようになっても「追わない」と。

高橋 : おばあちゃんの後を追わない?

岩崎 : おばあちゃんの後も追わないし、見ない。普通はパッと後ろを見て人がいないと泣いたりするのに、それがない。一番最初に覚えた言葉も、当時「廻るもの」が好きだったので、第一声が「タイヤ、タイヤ」で…。「タイヤが好きなんだなぁ。やけに光ったり廻ったりするものが好きだなぁ」と思っていましたが、よくよく勉強してみると、そういう子ならではの「特性」だと知って。

高橋 : それからは?

岩崎 : 1歳7か月で保育園に入れたのですが、その頃から先生に「お散歩に行かない」と言われました。1歳7か月なんで、もう歩けるのに、手をつないで歩けない、お散歩に行こうとすると、嫌がってパニックになる、と。写真を撮る時は、みんなと一緒に並んで座れないので必ず先生に抱っこされていました。

高橋 : 言葉は出ていましたか?

岩崎 : 出ていましたが、一方的に一人でべラベラしゃべって会話にはならない状態でした。さらに、離乳食が終わると、だんだん偏食が進んでいって…。3歳頃になると、野菜はまったく食べずにご飯しか食べてくれなくなり、仕方なくパンやうどんをあげるようになったら、挙句の果て、カップラーメンしか食べてくれなくなりました。本当にもう何も食べてくれないので、何も食べないよりはいいだろうと思って。水分も、牛乳しか飲まなくなってしまいました。

高橋 : 困りましたよね。

岩崎 : 出かける時も水筒に牛乳を入れて持たせていました。お茶や水もダメで、水分と言えば牛乳、保育園では給食も食べない。そこの保育園は障がい者の作業所を持っていて、そこで作ったパンがおやつに出るのですが、倫太朗はそのパンがほしくて給食を食べないんです。お昼を食べなければ先生方もパンを与えてくれるので。当時は本当に小麦に卵、バター、牛乳三昧、という食生活でした。

▲夏休みの宿題であるアサガオの観察をする倫太朗くん

3歳で療育に通うも、「改善」はなくパニック症状がさらに悪化…周囲に「ごめんなさい」と頭を下げ続けた1年

高橋 : それからは?

岩崎 : 2~3歳になると普通、お話とかもできるのに、倫太朗はいつも床でゴロゴロしたり、空を眺めていることが多くて、お友達とのかかわりをまるで持たない子でした。3歳児検診で、自閉症と診断され、「育てにくさ」や、パニック症状について話すと、「少しずつ、相談しながら進めて行きましょう」と言われました。その翌日、保育園に行くと、園長先生まで出てきて、「保育園とご家庭と市がタイアップしていかないと厳しい…」と言われてしまって。それから、3〜4歳の年少時に、月に1回療育センターに3か月間通いました。

高橋 : 療育に行ってみてどうでしたか?

岩崎 : やはり療育は、この子たちが周囲から嫌がられずに遊べる空間を「安全に保育する環境」で「改善」ではないんですよね。4〜5歳の年中時、また週1回ペースで通いの療育に行くようになりましたが、パニックがひどくなってきて、送り迎えの車の中で、いつもと違う道を通ると、急に「わ~っ」とせきを切って泣かれてしまったり。行く先々でパニックになるので、私も段々、泣かれるのがイヤだし、近所の目も怖くなってきてしまって…。スーパーへ行くと「ぎゃ~」、何かすれば「ぎゃ~」と、予期せぬところで急にパニックになる。泣き方も火がついたように「うあぁぁぁ~」と周りの人もビックリするくらいひどくて、「すみません」と「ゴメンなさい」と謝り続ける生活が1年ほど続きました。

高橋 : お辛かったですね…。

ついに私の頭がおかしく、うつ状態に…「この子が車にひかれてしまえばいい」と思うほど精神的に追い詰められて

岩崎 : 私もいよいよ、おかしくなってきて、家の雨戸が開けられなくなりました。近所からも「うちの子は、おかしいと思われているだろうな」と疎外感が段々出てきて、完全にうつ状態でした。ある日、「可愛い子なのに、虐待ではないけれど、手をあげてしまうことがある」と涙ながらに実の母に話したら、「何でそんなことするの!」「あんたがこの子をおかしくさせた」と激しく怒鳴られて…。

高橋 : 厳しいお母さんですね…。

岩崎 : もう相談も出来ないし、「この状態はすべて私のせいなんだ」と思うと、「私がこの子と一緒にいることが悪いのかもしれない」とまで考えるようになって、「施設に預けようか」と悩んだほどでした。「この子さえいなけば、こんな嫌な思いをしなくてすんだ」。「この子さえいなければ、母とも関係が崩壊することはなかった」と我が子を恨んでばかりいました。

高橋 : そこまで追い詰められていたんですね。

岩崎 : 道路でもぱ~っと急に走って出てしまう子だったんですね。そうすると心の中で、「車にひかれろ」「ひかれちゃえ」と本気で思っていました。「そうすれば私のせいでなくなる」。そこまで精神が参っていたんです。

▲岩崎家の毎日の食事。昔ながらの伝統的な和食でヘルシーにメニュー・黒豆玄米、ほっけ塩焼き、きんぴらのナムル、さつまいも、昆布の煮物、梅干し、かぼちゃスープ、しそジュース

1日2リットル飲んでいた牛乳を減らし、徐々に白米から発芽玄米へ。食の改善で丈夫な身体に

高橋 : 4歳10か月で改善の取り組みをスタートされて、栄養面ではどのような取り組みを?

岩崎 : まず牛乳を飲む量を減らしました。家では毎日、1リットルの紙パックを2本、ほぼ2リットル、浴びるように飲ませていたので…。急にはやめられないので、徐々に減らしていきました。玄米も最初は白米にちょっとだけ入れて、白米8に対して玄米2、7対3…と徐々に玄米比率を増やしていき、1年間かけてようやく発芽玄米100%にしました。

高橋 : 今、偏食はいかがですか?

岩崎 : 野菜、果物は大嫌いで、今もほとんど食べないです。ただ、食の改善で必要な栄養素をしっかり摂るようになってから風邪をまったくひかなくなりました。それまではちょっとした風邪でも入院するくらいひどかったのですが、今は風邪もひかないし、熱も出しません。

「変わりたかったのは私自身!」取り組みで、やるべきことが見え親の精神が安定すると子どもも変わった!

高橋 : 取り組みを始めて最初に感じた変化は?

岩崎 : この子を変えるよりも、何より私自身が変わりたかったんです。それまで、自分を責めて責め込んでいたので、私自身が自信を持ちたいと。取り組みを始めて、まず、私の気持ちが落ちついてきました。今までは、子どものパニックと、保育園や周囲から白い目で見られる日々で、本当に辛い毎日だったのが、「この子のパニックをゼロにする」という目標のために何をすればいいかが明確になって、実際に良くなっている人がいる、という希望を持てたことは大きかったです。

高橋 : やるべきことが具体的に見えて来ると不安が減りますよね。

岩崎 : これさえひたすらにやっていれば「悪くはならないだろう」という確信がありました。当時、カップラーメンを作りながら「これでいいわけないよね。だけど、どうしていいのか分からない」状態だったのが、栄養の大切さを知って、やるべきことに取り組むことで、私の気持ちがググッとあがりました。私の精神が安定するとこの子も変わってきて…。

高橋 : アレルギーはいかがでしたか?

岩崎 : 2回、血液検査して小麦は反応しませんでしたが、卵は1回目の検査でかなり出ていました。私は小麦が敵だと思っていたのですが、検査してみると実は違って…。去年の11月の血液検査で卵に反応してから卵の除去を始めると、パニックは全くなくなりました。会話が出来るようになって気持ちを伝えられるようになったので、パニックになって泣く必要がなくなってきたのだと思います。

▲手作りクッキーを作る倫太朗くん。素朴な味わいが魅力の、安心なおやつです

「この子とは一生会話が出来ないのかもしれない」と悩んだ日が嘘のように…先週からはトイレでうんちも!

高橋 : 「パニックをなくす」以外に何か目標はありましたか?

岩崎 : 当初、「この子とは一生、会話が成り立たないのではないか」と思っていました。私が「倫ちゃん、今日何食べた?」と聞いても返ってくるのは「電車が赤いね!信号が青になった!」など、脈絡ないことばかり…。子どもと話すことって、普通、親からしたら一番の楽しみだと思うのですが、「この子とは普通の会話は無理かもしれない」と絶望していました。それが取り組みを始めて、ちょっとずつ会話が出来るようになって、今は当時が信じられないほど会話が成り立っているので、本当に嬉しいです。

高橋 : トイレは出来ていましたか?

岩崎 : 実は先週(9月3日)から一人でトイレでうんちが出来るようになったんです。

高橋 : すごいですね!

岩崎 : 実は、3~5歳までは、うんちを固めることにこだわりを持ってしまっていて、うんちは浣腸で出すという、「うんち=浣腸」状態でした。何せ、野菜も食べないし出るものも出ない。おしっこのおもらしやうんちが出ちゃうこともいっぱいありました。普通、子どもは、自分で「恥ずかしい」とか「汚い」と感じるものだと思っていましたが、それがうちの子には全然なくて…。私がにおいで察して、トイレに連れていくと、うんちがちょっと出てしまっていたり。…というのがこの夏まで続いていました。

高橋 : それがこの9月に一人でうんちが出来るようになったのですね。

岩崎 : 今回、エジソン協会主催の長野県白馬でのペアレントカウンセラー集中合宿で自信をつけたのが大きかったと思います。自分より下の子の参加も多くて、お兄ちゃんとしてふるまうことも多く、いい刺激をたくさん受けて帰ってきたので。旅から帰ってすぐ、補助輪なしで自転車にも乗れるようになったんです。保育園では何をやっても「倫太朗はダメな子だ」と言われ続けて、自信を失っていたのが、今の小学校はみんな優しく受け入れてくれて、先生もこの子のいい所を見てくれる。それも大きいと思います。

▲※改善指導を始めた頃は、実年齢における達成率が約65%だったのが、取り組みから1年2か月後には約95%と、その年齢でできるべきことがほぼできるようになりました。

エジソン・メソッドはママが変わるためのツール!これさえやっていれば、子どもは必ず良くなります!

岩崎 : 私は、「お母さん自身を変える」というエジソンのやり方が気に入ったんです。「問題はこの子じゃなくて、原因は私にある」と分かっていたので。子どもが生まれて幸せなはずなのに、どこへ行っても頭を下げてばかりで、倫太朗もまだ3、4歳なのに、「あれができない」「これもできない」と否定され続ける。スーパーに行けば私は「すいません」「ゴメンなさい」ばかり。子どもを産んでも歓迎されずに、私の中に罪の意識さえ出てきていました。それが、「この子にも生きていく価値があって普通に暮らす権利があるんだ」「これでいいんだ」という自信がこの4か月でついていきました。

高橋 : 本当にそれを聞くと嬉しく思います。同じようにお悩みのお母さんにお伝えしたいことはありますか?

岩崎 : 「ママが変わる」「この子のお母さんである自信を取り戻す」のに、エジソンのメソッドはいいツールだと思います。今、苦しいウツのどん底のような状態にいるお母さんにとったら、ある意味、このエジソンの取り組みだけやっていれば状態は必ず良くなります。今より、必ずプラス1、10、100くらいになります。以前、エジソン・メソッドを行っているお母さんが「楽しいですよ」と言うのを聞いた時、「えっ?私は楽しんでない。私に足りないのは楽しんでないところだ」と。私は親の義務や責任でやってきて、でも、ちゃんと結果は出ているし、うちの子は良くなった方だと思います。でも、「いまひとつ」というところがあって、それは何かと思ったら私が「仕方なく」やっているからなのでは…と。

高橋 : 楽しむ」までの境地は難しいですよね。

岩崎 : もし私が「必死で」やっているのを乗り越えて「楽しみながら」取り組みが出来れば、この子をもっと改善させられると思うんです。膨大な不安、心配、悲しみを取り除くには、「やる」ことでしか自信にならないんですよね。「私は努力している」と思えることが、不安・心配をなくし自信につながると思うのです。

高橋 : おっしゃる通りだと思います。

岩崎 : その点、エジソン・メソッドは結果が出ています。何もやらない「今」よりかは改善するデータが出ています。ならば、単語を一つひとつ覚えるように、ひとつ一つ改善の取り組みを行えば、不安や心配はなくなります。我が家はエジソン・メソッド歴2年ですが、今は私の心が安定して、悲しみに泣く回数も、自暴自棄になる回数も減りました。これからも親子の取り組みはずっと続いていくのだと思いますが、「落ち込んでもまた解決していける、もう大丈夫だ」という自信がつきました。

高橋 : 岩崎さんのお言葉は多くの悩めるお母さんたちにとって力強い希望になると思います。今日は貴重なお話をありがとうございました。

倫太郎くんの変化

協会に来る前
パニック
会話が成り立たない
お友達とのかかわりがない
便秘

3歳
自閉症と診断

4歳
改善指導スタート

取り組みから1か月
パニックからの切り替えが速くなる
発達検査表の8割をクリア

取り組みから1年10か月(6歳)
パニックが完全に改善

取り組みから2年2か月(7歳)
現在、小学校普通級1年生

会報誌『エジソン・アインシュタインスクール通信』24号から抜粋

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