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edit11歳,自閉症,広汎性発達障がい 改善体験談

「お母さん、僕もしゃべりたいよ」
他人の子と比べるのをやめた時、子どもが別人のように変わった!

11歳,自閉症,広汎性発達障がい

島田俊二くん(11歳,仮名)

2012年10月27日(水)お電話でお母様にインタビューしました。

聞き手:会報誌編集担当 高橋秀子

高橋 : お子さんの成長で、心配になったのはどのような点ですか?

島田 : 2歳頃から、ほかの子に比べて言葉が遅く、発達全般の遅れが気になりました。あとはこだわりが強くて、例えばいつも同じ道しか通りたがらない、他の道を選ぶと泣き叫ぶ、といったことがありました。

高橋 : それからは?

島田 : 1歳半になってもまだ「マンマ」も出ていなくて…。私は彼のジェスチャーで「食べたいのかな」「遊びたいのかな」と判断していました。それから相談機関に足を運ぶようになって…。

高橋 : 相談機関では、何と言われましたか?

島田 : 「マンマ」が初めての言葉でした。「マンマ」が出て、次に幼稚園に入る頃に「マンマちょうだい」が出て…。言葉が出てきた時にものすごく感動して、主人と喜んだのですが、その時に周りのお子さんは「今日は雨が降ってるから、キティちゃんのレインコートを着て、私、幼稚園に行くわ」と話すレベルなんですね。言葉が出て喜ばなくてはいけないのに、周りの子と比べてる自分がいて…。褒めなくてはいけないのに、喜んでない自分がいたので、「これでは、息子のプラスにならないな」と落ち込んでしまって。

高橋 : 幼稚園は普通の園に入ったのですね?

言語面で他の子と明らかな違いを実感…「この子は大変な道を選んで生まれてきた」

島田 : 普通の園になんとか入りました。その時はカタコトでお話できるようになっていたので。ただ幼稚園に入っても、「他のお子さんと比べると明らかに違う」と。言葉、コミュニケーション力での違いを感じたので、「この子は、すごく大変な道を選んで生まれてきたんだな」と思いました。

高橋 : 診断名はついていましたか?

島田 : 小学1年生の頃に、広汎性発達障がい、自閉症と診断されました。小学校は何とか普通級に入りました。記憶力はもともとある方で、算数が好きでした。

高橋 : トレーニングセミナーに参加されて、お母様ご自身の意識が変わったそうですね?

島田 : 息子が小学校3年生の時に鈴木先生の本と出合うことができて、今まで私は、ずっと息子と他の子を比べることばかりしていたことに気がつきました。本当にこれまでの8年間、息子にお詫びしなくてはいけないくらい、本当に悪い母親だったと。息子は自分の子だから可愛いのに、「でも、どうして普通の子じゃないのだろう」と。本を読んで初めて第三者の方から、「普通の子でなくてもいいんだよ」「大丈夫なんだよ」と優しい言葉をかけていただいて…。

高橋 : 言葉のストレスからお子さんは奇声になったり、そういうことはなかったですか?

島田 : 奇声はなかったです。いつもニコニコして表情だけは明るくて。ただ、落ち着きもありませんでした。お医者様からは、「お母さん、言葉は確かに出てないですよね。でも表情が豊かで、言っていることはわかっていますよ」と。それで、「様子を見ましょう」と言われても、改善の余地がなく小学2年生くらいから、「このままでは、他人とお話は出来ないし、社会性も伸びない」とあせりも出てきて。ずっと様子を見続けてきて時間が経ってしまいました。

高橋 : 小学校に入ってから、会話も少しづつできるようになったのですね?

島田 : 本当にゆっくり、少しずつです。本人が一番辛かったと思うのですが、小学校にはニコニコして行っていました。

高橋 : えらいですね。

「お母さん、僕もしゃべりたいよ」心の悲鳴を聞き私自身に火がついた!

島田 : 性格が明るいんです。だけど、いろいろと言うお友達もいますから、本人が悔しい思いをしていることもわかって…。「お母さん、僕もしゃべりたいよ」と私に訴えかけてきたのがわかったので、それで私も「よしわかった」と。子どもの心の悲鳴を聞いた以上、私も母親としてどうにかしたいと思ったら、不思議と先生の本に出合って。「自閉症児でも、望みがあるのかな」と希望がわきました。

高橋 : 本をお読みになられていかがでしたか?

島田 : 本当に感動しました。お医者様からは、「お母様、自閉症のお子さんが治るということは100パーセントないんですよ。少しの成長はあっても、改善はない」と言われてきましたので…。

高橋 : 100パーセントと断言されたんですね。

島田 : はい、4年生の夏にエジソンのメソッドをスタートしたのと同じ時期に言われたのですがとてもショックでした。それから改善指導を始めて、「親の肯定的な姿勢」がいかに大事かということに気づきました。「出来る!」と思えば頑張れるし、「出来ない」と思えばやる気もなくなります。まず、自分の意識を変えることなんだと。

高橋 : お母様も変わったのですね。まず最初に感じた変化はどのあたりですか?

島田 : 体質改善も進めて、1年ぐらいしてから、まず勉強面での落ち着きが出てきました。当時、引っ越しをして、そのストレスがものすごく彼自身にあったのと、私自身、取り組みも中途半端だったせいで、変化を感じるまで時間がかかったのもあるかと思います。それまで、落ち着きがなかったのは、子ども自身に自信がなかったせいもあるのかな、と。自信がなくやる気がなかった子が、段々とお勉強に取り組む姿勢も落ち着いてきました。

高橋 : 今では80点、90点ぐらい普通に取れているそうですね。

島田 : もともと理数系が好きで、算数の計算問題は得意でしたが、改善指導を進めて、さらに大好きになってきたようです。多分、私の息子に対する接し方が変わって、それまでは「何であなたはこうなの?」という姿勢だったのが、「あなたはあなたでいいんだよ」と変わったので、それも大きいと思います。

高橋 : お子さんへの姿勢ががらっと変わったのですね。

褒めて褒めて褒めまくるようになってからテストでも100点を取るように!

島田 : 今まで褒めてあげることが少なくて、他の子と比べるとダメな点ばかり気になっていた子が、初めて算数で頑張った点数の答案用紙を持って帰ってきて…。100点の答案用紙を。

高橋 : 素晴らしいですね!

島田 : それも、私が褒めて褒めて、褒めまくるようになってからです。「できるんだね!すごいね!」と褒めてあげると、さらにその科目が好きになってきたようで。息子にはこれまでのことをお詫びしなくては、と思うくらい反省しています。あと4、5年早く鈴木先生の本に出合っていれば良かったなと。

高橋 : 今これだけ変わられたのですから、すごいことですよ。

島田 : お医者さんに見放されてきた私が、鈴木先生のご指導のお陰で変わって、息子も変わって…。何でも、「信じてやる」のと、「そうでない」のとではきっぱり結果は違ってくると実感しています。

高橋 : 本当に違ってきますよね。

真っ暗なトンネルの中をさまよった8年間他の子と比べることは一切しなくなりました

島田 : 今では他の子と比べることを一切しなくなりました。取り組みは「とにかく明るく楽しく」を心がけましたが、鈴木先生のように明るく向き合うにはエネルギーが必要で、先生はそのエネルギーがすなわち、「生命力」だと。確かに生命力が高くないと、子どもは絶対に言うことを聞いてくれませんので…。

高橋 : お母様の笑顔が一番お子さんにとっての生命力の源ですからね。

島田 : 協会に出合うまでの8年間はもう、さんざん泣いてきましたので…。「発語が無い」と言って泣き、幼稚園の入園前にも言葉が出てこないと言っては泣いて。小学校はギリギリ普通級に進んだものの、他のお子様とのギャップでまた泣いて…。鈴木先生の本と出会うまでは、真っ暗なトンネルの中を毎日、朝から夜までさまよっている、その繰り返しで、正直息子がこのまま会話ができないのなら、一緒に死んだ方がいいのかなと考えたこともありました。

高橋 : 本当にお辛い経験でしたね…。今、目の前でお母様と息子さんの会話のやり取りを聞いていると、当時が想像できないほどです。

島田 : 当時からすると、別人のように変わったと思います。ただ、コミュニケーションはまだまだで、例えば、その場の空気を読むのが少し難しかったり…。「今そういうこと言う時じゃないよね」という様な発言をすることもあって…。ちょっと人の気持ちを組むのが難しい、ところはあります。

高橋 : 今度中学校ですよね、もう進路は決めていますか?

島田 : 本人が「受験したい」と言い出しまして…。

高橋 : そうですか!ぜひ、頑張ってくださいね。最後に、今、同じように頑張っている親御様に向けて、何かお伝えしたいことはありますか?

島田 : 自分が自分に言い聞かせていることですが、やはり、将来は息子と一緒に笑っていたいと思いますので、そのためにはきっと改善すると信じて…。私は「信じ切る」という言葉が好きなんですが、将来は息子と今を笑って振り返えられるよう、可能性を信じ切って…。なので、皆さんにも一緒に頑張っていきましょう、と。

高橋 : そうですね、「信じ切る」ことですよね。今日は貴重なお話をありがとうございました。

会報誌『エジソン・アインシュタインスクール通信』18号から抜粋

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