親の本気が子どもに変化をもたらす
発達障害と言われたわが子が信じられないほど成長!
不安と苦悩のなかで子育てをしていた
「この子、このままで大丈夫かな?」
「なかなか言葉が出てこない、ちゃんと話せるようになるのかな?」
「この子、集団の中にうまく入っていけるのかな?」
「突然パニックになったり奇声を上げたりする」
「親と視線を合わせようとしない」
「2歳までは順調だったわが子に次々と症状が出てきて発達を疑いはじめた」
「危険な子とレッテルをはられて辛かった」
「絶対支援級へ、と言われて戸惑う毎日だった」
「子どもへの指示が通らないことにイライラしていた」
「自閉症スペクトラムとADHDと診断されて不安と焦りで力が入り過ぎていた」
「自分の思い通りにならないと頭を床にぶつける」
わが子が発達障害であるとわかった瞬間、不安のどん底に沈みそうになりながらも、わが子の未来に希望を見つけてチャレンジした12家族の物語。脳の仕組みに着目した家庭教育を実践するなかで子どもの改善と成長が促されていく様子が語られている。
現場の親御さんが体験した実話であるため本気度が伝わってくるとともに、発達障害と向き合うためのヒント、子育ての知恵がたっぷりと語られている。
「子どもの目つきが変わり、3カ月で言葉がたくさん出てきた」
「できないこと探しが幸せ探しにどんどん変わっていった」
「子どもができることがどんどん増えてやる気が出てきた」
「この子がいるから家族が団結できる」
「小さな積み重ねが成長につながった」
「固定概念から解放された瞬間、子どもに驚きの変化が起こった」
著者は、脳神経外科医である監修者の協力を得ながら脳の仕組みに着目した家庭教育法の実践指導を行なっている。これまでに6500家庭以上に発達障害の改善指導を行なっている。
【主な内容】
PartI 発達障害の子には限りない可能性が開かれている
発達障害の脳の仕組み
最高の専門家、教師は親御さん
EESA発達検査表を活用する
血液・血行の改善
右脳を刺激する「超高速楽習」
言葉かけと「5つの魔法の言葉」
PartII 親の本気が子どもに変化をもたらす
――発達障害を改善した12家族の感動物語
私はこれまで、発達障害のあるお子さんをもつ6500以上のご家族に改善指導を行なってきました。
「この子、このままで大丈夫かな?」
「なかなか言葉が出てこない、ちゃんと話せるようになるのかな?」
「この子、集団の中にうまく入っていけるのかな?」
「突然パニックになったり奇声を上げたりする」
「親と視線を合わせない」
「じっと話を聞くことができず、すぐ動き回る」
……
このような不安を抱えてご相談に来られる親御さんに、私がお伝えしてきたいちばんのメッセージは「発達障害は家庭で改善できる」ということです。
それまでなんか変だなと漠然と感じていたことが、幼稚園や保育園に通うようになると、ほかの子どもたちと違うことが見えてきたり、園の先生から発達が遅いと指摘されたりして、このままにしていても大丈夫なのかと心配になってきます。
専門家に相談すると、「発達が遅れているようですが、もう少し様子を見ましょう」と言われるだけで、不安な毎日はそのままです。
そして、就学時が近づき、面談の場で突然、「小学校は普通級より支援級か支援学校をおすすめします」と宣告され、「この子の将来はどうなってしまうのだろう」と不安が現実になります。
私はそんな親御さんに出会ったとき、「発達障害は改善します」「発達障害といわれている子どもは、本当は限りない可能性を秘めた未来の天才児です」とお話しします。お子さんのことが心配でたまらない親御さんはびっくりされます。続けて、「発達障害は、気づいたらその瞬間から取り組まれることをおすすめします。脳が急速に成長する子どもの時期に、少しでも早く取り組んだほうが改善結果を期待できるからです」とお話ししています。
これまで、たくさんのご家族がお子さんの発達障害と向き合い、改善に向けて取り組んでこられています。目の前で子どもに起こることに、やはり無理なのかもしれないと希望を失いそうになりながらも、わが子の成長を信じきり、笑顔で子育てに取り組む。そんななかで家族が歩んだ道のりは感動物語そのものです。
本書は、そんななかから12家族に登場してもらいました。発達障害と言われたわが子の可能性を信じて、常に前に向かって前進する家族の姿に触れると、心の底から感動と希望がわき上がってきます。
同時に、どんな取り組みをしたのかが再現されていますので、今、お子さんの成長に不安を抱かれているご家族にもたくさんのヒントがあるだろうと思います。
では、いっしょに子どもたちの明るい未来に向かって扉を開けましょう。