普通の子になってほしい！それって、間違いだったんですね！！天才性ってそういうことだったんですか…

大樹くんはどのような経緯で発達の検査を受けることになったのですか？

関崎：１歳半健診時の質問に、「意味のある言葉が５つ言える」という項目があるのですが、それに〇が付きませんでした。その時は３つしか出ていませんでした。その３語が「パパ、ママ、扇風機」でした。それで様子を見ましょうということなりました。様子を見るといっても特に何もすることもなく、半年に一回、担当の保健師さんから電話が掛かる程度でした。裕樹の場合は療育も勧められませんでした。プレ保育で幼稚園にも通っていましたので、そのまま年小さんで入園しました。

年少ではそれほど問題はありませんでした。ただ、どんなに楽しく遊んでいても、１時間ごとに教室から出て、からくり時計を必ず見に行くので先生方からは、「よく時間がわかるね」「すごいね」と注目を浴びていました。その頃は、どちらかというとプラスの評価が高かったように思えるほどでした。でも、年中になって周りのお子さんが成長しだしてくると差が出はじめたというか…。集団行動が少し難しくなりはじめました。それで、４歳の時に発達検査を受けることになったのです。