運動野と言語野の連動
脳科学的な捉え方で理解しましょう。
1.運動機能
(1)粗大運動:姿勢を保つ、走る、登る、ジャンプなど。体を大きく使う運動です。
粗大運動を促進するには、体幹と筋肉の発達が重要。体幹を 整えるには「背骨さすり」がおススメです。背骨の下は脊髄です。体幹が鍛えられ脊髄の反応が良くなると、運動能力が高まります。
(2)微細運動:はさみ、箸を使う、折り紙を折る、ピンセットで挟むなど。手や指先を細かく使う運動です。
微細運動を促進するには、筋肉を緊張させてはいけません。リラックスが必要です。ほめ育てです。くすぐりもOK。人間の特徴 の一つは「道具を考案し使う」ことです。そのためには、親指と人差し指と手首のコンビネーションが必要です。バスタイム10 分間学習法の一環として、お風呂で取り組んでください。入浴中は緊張が少ないので、効果が早く表れます。
(3)協調運動:ケンケン、スキップ、縄跳び、三輪車や自転車こぎなど。体の筋肉が連動性を保って滑らかに動く運動です。小脳が関与しています。
協調運動を促進するには、親の参加がポイントです。手や足を取って、スキンシップを兼ねて、親の体の動きを子どもに伝えてください。親子間のコミュニケーション効率も良くなります。