(3)ウェルニッケ野は感覚性言語中枢と言われ、言葉を聞いて 認識、理解するインプットを担っています。
感覚の鋭い子どもたちの場合、ウェルニッケ野の感覚性言語中枢が強く反応するため、言葉を聞いて認識、理解する力が優れています。ですから、超高速で集中するように入力をすると、効率よくインプットされます。
(4)ブローカー野は運動性言語中枢と言われ、喉、唇、舌などを動かし言葉のアウトプットを担っています。
ウェルニッケ野の感覚性言語中枢とブローカー野の運動性言語中枢では、情報処理スピードにギャップがあります。
「言葉のイメージ」は瞬間に生じますが、「喉、唇、舌などを動 かす」には時間がかかります。2つの言語中枢の情報処理スピードのギャップが調整できなければ、言葉はスムーズに出せません。吃音の原因も同じです。リラックスできて、ガマンができて、自信がついて、言い慣れてくると吃音は軽くなります。