カウンセリング室から(2)

２年前にトレーニングセミナーに参加したお母さんから、嬉しい報告がありました。支援級からスタートしたお子さんでしたが、あれから２年あまり。

この春の３年生から普通級に通うことを、学校が正式に認めてくれたそうです。その間、東京オフィスのスマートブレインコースに月２回通いました。母子で白馬のサマーキャンプにも参加されました。

発達検査表を頼りに、諦めないで頑張り続けたところ、テストでは毎回７０〜９６点取れるほど伸びてきたのです。そこで、思い切って学校側と掛け合ったのだそうです。当初、先生方は疑問視していましたが、お母さんの熱意に打たれ、受け入れてくれました。

「就学直前からエジソン・アインシュタインメソッドを始め、基本を守って努力し続けて来た結果です」と、お母さん。当協会への大きな感謝の言葉に、カウンセラーとして感激の一瞬でした。

ところで、受付相談センターで電話カウンセリングをしていて気づいたことがあります。初めてお電話くださる方の第一声が全く同じなのです。それは、「本当に改善できるのでしょうか？」というフレーズです。

私は、「発達検査表で、お子さんを良く観察することが大切です」「貴重な時間をムダ使いしないようにしましょう」「発達検査表の△の項目を中心に取り組んで、昨日より今日、今日より明日、と伸ばしていけば、必ず改善のスピードが上がります」と、メソッドの基本の大切さを、自信を持ってお伝えしています。

子育てに悩んだら、まず協会に電話。一人で悩んでいる時間が一番モッタイナイ。親の意識が変わると、どの子も変わるのです。