聞き手今日はお父様とお母様のお二人にお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
「様子を見ましょう」の言葉に愕然路頭に迷う心境
聞き手息子さんが他のお子さんと違うと思われたのはいつ頃でしたか?
父1歳半健診の時です。言葉が遅くコミュニケーションが取れませんでした。「様子を見ましょう」と言われました。
聞き手お家ではどんな取り組みをされましたか?
父絵本の読み聞かせをしたり、効果がありそうなことは色々試してみました。近くの小児科に定期的に来ていた言語療法士さんの療法も受けました。遊び方や関わり方などのアドバイスがあり、とても良かったのですがコロナになって指導が受けられなくなってしまいました。
聞き手コロナ禍で生活が一変しましたね。エジソン・アインシュタインスクール協会(以下EES協会)に出会うまでの3年半に、行政から連絡などはありましたか?
父連絡は何度もありました。でも、個別の対応というよりは「次の流れとして療育があります」といったものでした。何か所か見学に行きましたが、成長のためのアドバイスが無いばかりか、「何も手立てがありません」といった非情な言葉に愕然とし、夫婦で路頭に迷う心境でした。
聞き手EES協会には今年(2021)の5月の入会ですが、キッカケは?
父私の父親が新聞広告を見て鈴木先生の本を購入しまして、「おまえも読んでみたらどうだ」と持ってきてくれました。
一読して大きな衝撃を受けました。すぐに親子面談を受けましたが、その時さらに衝撃的な言葉を鈴木先生から聞かされました。
聞き手それはどんな言葉でしたか?
父「親が変わらなければ、子どもの改善はない」「両親が辛い、苦しいとばかり考えていたら笑顔になれないでしょ」「お子さんは敏感ですから、親の思いを受け取っていますよ」と言われた時には、自分たち夫婦に落ち度があったんだと強く感じました。息子は初めての子ですし、親になるための教育なんて受けていないじゃないですか?自分たちなりに行政や他の方のアドバイスにも耳を傾け、受け入れてきたつもりだったんです。
聞き手その言葉を受け止めるのは辛かったのではありませんか?
父イヤイヤイヤイヤ〜。そんなことは全くありませんでした。
母私も全くそんなふうには思いませんでした。知らないとは言え、パン、牛乳、お菓子、毎日食べさせている物ばかりです。「責任は私だ!」と思いました。
父喜ぶ顔が見たくて食べさせていた物が、息子の体に良くないとは思いもよりませんでした。
親の意識改革も食事改善も違和感なく理解しました。ですから意識をすぐに切り替えて、新しい考えにシフトできました。
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