子どもの脳を科学する(4/4)

脳科学

小脳について

小脳は大脳の下の方に位置して、大脳と同じように左右の半球に分かれています。小脳の大きさは、脳全体の10%ほどこの大きさですが、表面積は75%に相当するといわれています。

表面の小脳皮質には、約1,000億個以上の神経細胞が存在しています。この神経細胞の情報処理スピードは、なんと1,000分の1秒単位で、しかも正確な処理能力とか!

小脳の働きは、運動機能をコントロールしたり、平衡感覚を保ったり、体で覚える学習や記憶を蓄積しています。よく、「体で覚える」といいますが、まさにこの言葉は小脳の働きを表す言葉です。何度も転びながら覚えた自転車の乗り方やスキー、楽器の演奏はなかなか忘れませんよね。小脳には、パターン化して記憶する機能があるので、繰り返し練習して覚えて、意識しなくてもできるようになって、しかも忘れないという素晴らし力があるのです!

ですから、暗示も繰り返し耳元で囁いて定着させて、行動をパターン化すればよいということが、よくわかりますね。

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