目の前で起きてしまったパニックに対する対処法
(1)子どもの五感に訴えて、感情のモードを変える(エモーショナル・コントロール)
見る・聞く・触る・嗅ぐ・味わうで、パニックモードを切り替えます。好きな絵やおもちゃ、布、匂い、飴などで意識を変えてしまいます。この時に大切なのは、子どもがどのくらい変わるかをよく観察することです。
(2)ギューと抱きしめる
パニックを起こしたことで、脳に必要なエネルギーが瞬時に消費されると不安になり、さらに不安定になり悪循環に陥ってしまいます。この時、子どもはお母さんの愛情を感じられない状態になっていますので、胸と胸を合わせるようにあるいは後ろから、しっかりと力を込めて、動けないように抱きしめてあげてください。
皮膚は愛情の座といわれ、発生学的には脳と同じです。肌が触れ合うことで愛情を感じ脳に変化をもたらし、安定します。