第一志望普通科高校に見事合格!

改善インタビュー

聞き手
そのお考えが「支援学校は違う」につながるのですね?

お母様
そうですね。いろいろな考えがあるかとは思いますが、私はそう考えました。他の施設では、できていることに目を向ける「今」を大切にした見方をするところもありますが、私は「今」だけではなく、恭祐の人生が今よりも豊かになる「この先」を見据えたいと考えました。そこの根底にあるものが先程の学習のお話につながっているのだと思います。

こうして恭祐さんは、中学は普通校に進学しました。それは今から3年前、日本でコロナウイルスによる緊急事態宣言が発令された2020年でした。

聞き手
期待を胸に進学した中学生活が閉ざされたようではなかったですか?

お母さん
そうですね。学校に行って友達と勉強したりすぐに部活を始めたりはできませんでしたが、一日の予定を決めて予定通りの生活はできていました。
恭祐のような子どもの特徴のひとつだと思いますが、やると決めたら、やり切れる特質を持っていますから、当時社会が心配するようなことは感じませんでした。
5年生で支援学校といわれましたが、6年生になってからは精神的な余裕も出てきました。
泣いている妹に「大丈夫だよ。泣かないんだよ」とお兄ちゃんらしい対応もでき、こだわりもなくなりました。
コロナ禍になるまでは、年2回の私の実家への帰省を毎年とても楽しみにして、こだわるところもあったのですが、それができなくなっても「いつか行けるようになるでしょ」と我慢ができるように変わりました。

コメント