現在の制度の限界
木林:一歳半健診で気になるお子さんを診察した場合、要観察といった指示は出しますが、「どこそこの小児科へ行ってください」とは言えません。なぜかと言えば、発達障害を診断できる医師は一般の小児科医ではありませんから。保健師さんが2歳になった時にフォローの電話をする場合があったとしても、その時にお母さんが「大丈夫です」と言われれば、その後は3歳児健診になるまで手立ては無くなります。こういったことも含め、現実的にカバーできないのだと思います。
鈴木:何とかしたいところですね。
木林:年齢の発達に則した遊びや体の使い方などを通して、この部分を2歳までに伸ばしていきましょうといった指針になるものがあれば良いと思います。EES発達検査表は保健師さんたちにも有益だと思いますね。
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