1歳半健診で「様子を見ましょう」と言われたら それは改善のチャンス!

特別対談

3歳児健診の問題点

鈴木:親御さん達から良く聞く話です。3歳児健診で「自閉症」「発達障害」と診断されショックを受けます。そこで、療育の専門家たちに「どうすれば治りますか?」と尋ねても、「発達障害は治りません」と返されるそうです。そんな辛い体験を積み重ねると、やがて「発達障害は治らない」と思い込んでしまうそうです。

木林:それは多分、一般的な概念が「発達障害は治らない」となっているからでしょう。ただ、今回の「食のちから応援プロジェクト」で取り組んだように、(1)ミネラルたっぷりの食事を継続し、(2)しっかりとした身体づくりができる遊びを取り入れると、たった半年ほどの短期間でもグッと成長変化が見られます。どの子も発達の可能性を秘めている素晴らしい存在なのです。こういったことがドンドン一般的な常識になればいいと思って活動をしています。

木林京子先生 プロフィール

小児科医 一般社団法人すこやかのわ 代表理事

岡山大学医学部卒業 岡山大学病院で4年間研修と研究に従事 2009年、松山赤十字病院 成育医療センターで小児救急や小児科診療を行う中、成育診療医として、子どもの成長発達やご家族の子育て支援に携わる。

2014年、佐賀県のY.H.C.矢山クリニックすこやか小児科では、漢方などの東洋医学や自然療法、声紋分析心理学も取り入れた統合医療を実践。現在は、岡山県で一般社団法人すこやかのわ代表理事として、地域の方々と子育てをつなげる活動を積極的に行うと共に、EES協会の発達検査表を診療の中に取り入れ活用されています。

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