3か月健診で首の座りと目が見えていない状態を指摘されました。なるべく早く病院へ行くように言われ、障がい者福祉の病院(障がい者専門)へ紹介されました。そこでソトス症候群と診断されました。医師からは「この子は生涯にわたって治るということはありません。ソトス症候群の原因は5番染色体にある遺伝子の異常によるもので、1〜2万人に1人と推定されています。突然変異での発症であり、遺伝性ではありません。今もこれからも治療法はありません」と言われました。
1歳過ぎた頃から、娘のためにソトス症候群の改善情報を探していました。ある日、新聞で鈴木先生の本の広告を見て、すぐに「子どもの脳にいいこと」を読みました。これだ!とピンと来たのですぐに「親子面談」の予約を取りました。
親子面談では、まなみに学習カードをめくって見せていきました。普通のスピードでは興味を示さず、知らん顔をしていたのですが、鈴木先生が2倍のスピードでカードをめくって見せたら、驚く程、集中してカードを見ていました。その後、鈴木先生が質問すると、正解のカードを差し示したのです。これには驚きました。正解できるような内容ではないはずなのに!
鈴木先生のお話を聞いて、改善の基礎となる「体作り」が大切だと気づき、体質改善を始めました。体質改善とフラッシュカードを始めて2週間程で言葉がどんどん出始めました。
もともと偏食がひどくて食べる物は、フルーツと焼きそば、白いご飯でしたが、玄米中心の和食に切り替え、牛乳も止めました。3か月でまるで別人のように変わりました。気に入らないと物を投げたり、床に頭を打ちつける自傷行為も改善されました。体温も35度台から平熱が36.6度になり、風邪をひいたりして病院へ行く回数が減りました。
まなみは遠視・弱視・斜視があり、目がほとんど見えていないはずですが、体質改善と特にフラッシュカードが視力の回復の助けになり、絶望的だった視覚機能が2年で完治し遠視も完治しました。
他にも多動で常に走り回っていたのですが、言葉が出るようになってから、落ち着きが出て、言語訓練課題を最後まで取り組めるようになりました。
通っている障がい者専門の病院長は「お母さん、何をしたのですか?体質改善とフラッシュカードではこんなに効果が出ませんよ。本当に何をしたんですか?」と何度も聞かれましたが、説明してもなかなか信じてもらえませんでした。病院の治療や医療的なアプローチではこのような改善は考えられないのだと改めて感じています。
ここがポイント!
離乳食が終わる頃に粉ミルクを止めようとしたそうですが、うまくいかず、朝食のときだけは、ミルクを200mlほど与えてから朝食というスタイルを続けてきたそうです。家庭教育プログラムを開始してからは、玄米中心の食事に切り替えて牛乳も止めていただきました。今はだいぶ偏食も改善して「玄米は体にいいから食べようね」「体にいいから納豆も食べようね」と暗示法を使って食べさせているそうです。
特別擁護学校選定の幼稚園も見学に行かれたそうですが、まなみちゃんの成長を先生方にお願いするのではなく、お母さんが、まなみちゃんの成長と改善をサポートしたいとご家庭で超高速楽習法や、発語のための取組みを始めました。プラスアルファとして母子通園や感覚統合のデイサービスに通わせたそうです。
言葉の成長に関しては「発語ノートを」つけていただきました。発語ノートをつけだしてしばらくして、950個も言葉が出てきて、四語文も出るようになり、敬語もちゃんと使えるようになりました。お母さんは普段からまなみちゃんに「言葉使いは正しくね」とアドバイスしているということです。お母さんの愛情と努力でここまで成長したまなみちゃん。これからも楽しみです。