進行性大脳萎縮症、奇声、4歳かすみちゃん(仮名)の成長(親子面談受講当時4歳)

水疱瘡は治ったのに元気だった娘が変っていく 

娘はごく普通の子どもでした。元気でおしゃべりが大好きな女の子でした。保育園に通っていたのですが、「クラスの中で一番お姉さんでしっかりしています」「かすみちゃんは賢いですね」と先生からも言われていました。本人も保育園が大好きでした。
4歳前に水疱瘡(みずぼうそう)にかかりました。もちろん一般的な治療で症状は治まり、保育園にも行けるようになりました。ところが、なぜだかその頃から保育園に行くのをすごくいやがるようになりました。それから、一人で歩くことを嫌って、ひんぱんに抱っこやおんぶをねだるようになりました。

「かすみちゃんの様子が気になります」保母さんに指摘されて

3か月くらいたった頃、保育園から今までできていたことができなくなったり、置いたこと、やることが分からなくなったように思いますと言われました。ただその当時は、上のお兄ちゃんが入学だったので、そちらにウエイトが掛かり、一時的なものかと思っていました。

あっという間に症状が悪化

1か月くらいしてから、今度は園長先生に呼びだされ「問題行動がさらにひどくなっているので、一度専門の病院で診てもらった方がいい」といわれました。その頃には私も異変を感じていました。襟や袖、ボタン、指を常に口の中に入れてなめたり、かじったり、目も頭も体も、キョロキョロごそごそ動かして、じっとしていられなくなっていました。あっという間に、おしゃべりもできなくなって、短い言葉もうまくいえなくなって、奇声を発するようになり、笑顔も消えました。

CT検査の結果は「大脳萎縮と脳室の広がり」
小児では見たことがない 認知症の画像に見えます

小児科では、「まれに水疱瘡が原因で脳にマヒとかの障がいが出ることもありますが、それに当てはまるかは検査しても分かりません。小児科でははっきりした原因は分からないのです」といわれました。それでは納得できないので、CT検査をしてもらうと大脳萎縮と脳室の広がりがありました。
小児科の先生からは、「子どもでこのような脳は見たことがない。高齢者のアルツハイマー認知症と同じような脳です。良くなることは考えにくいですね」と説明を受け、その後、他の大学病院を紹介してもらいました。そこで、「進行性大脳萎縮症」と診断されました。あまりのショックで、頭の中が真っ白になって、椅子に座っているのがやっとでした。

わが子に恐怖を感じた日々

トイレもうまくできなり、オムツで過ごすことが増えました。言葉も単語を繰り返すばかり、買い物に行っても商品を落とす。トイレの芳香剤や洗浄剤はまき散らすし、家じゅうのスイッチをむやみに押しまくって、もう、めちゃめちゃでした。
夜もなかなか寝付かないで、夜中7回とか8回は目を覚ますことがほぼ毎日続きました。
そんな状態で、娘が日ごとに変わっていくのを目の当たりにして、私と主人は不安と恐怖が増すばかりでした。2人でよく泣きました。この子をどう扱ったらいいのか分からなくて、一緒にいるのがすごく苦痛でした。

「短期間でこんなに娘は成長しました」と支援学校を拒否

病院の先生からは、「小学校の普通学級は無理ですね。支援学級の方がいいと思いますよ」とアドバイスを受けました。小学校の教頭先生からは、支援学級でも難しいので、支援学校を」といわれました。
その時エジソン・アインシュタインスクール協会の「発達検査表」のグラフを持っていたので、「以前はこんな状態でしたが、わずかな期間にこんなに成長しました。入学までにもっと伸びます」と訴えたんです。すると、教頭先生はしばらく娘の様子を見て、「支援学級の中にもう一つ、病弱学級を新設する方法もあるかもね」といってくれました。
鈴木先生とカウンセラーさんの励ましと前向きなアドバイスが、娘の成長をこんなに信じられる私にしてくれたのだと思います。

進行性大脳萎縮症が大脳萎縮症と病名が変わる

いよいよ入学前の大学病院の定期診療で、「かすみちゃんは進行性ではないですねぇ。言葉も増えてるし、随分良くなってますよ」と言われました。約1年で「進行性ではない」と診断されたのです。しばらくして病院の先生から、「以前に比べて言葉が増えていますね。落ち着きも出てきましたね」といわれました。しかも保育所の先生からも、「最近、急に良くなっていますよ。ニコニコよく笑うようになって、友達との関わりも増えてます。こちらの指示を聞いて行動できるようにもなっています」といわれました。
親子面談を受けてから、ここまで改善するのが、かなり短期間でしたので、あの悪夢のような日々から抜け出せる希望の光を感じました。

小学校に通う笑顔の娘が

小学校も新たに設置していただいた「病弱学級」に入学できることになりました。
授業は先生と1対1がほとんどですが、交流級での授業もありますし、たくさんの子どもたちと関わりを持たせてくれています。今は2年生で、多動や衝動性は、すっかり減りました。以前に比べると、雲泥の差です。まだまだ年相応ではないのですが、着実に成長しています。以前はまったく笑わず、にらみ付けたような顔をしていました。でも今は、とびきりの笑顔で私を癒してくれています。

ここがポイント!

ワラにもすがる思いで受けた親子面談で大きな変化が

『子どもの脳がどんどん良くなる』を読んで「親子面談」を受けられました。ご予約のお電話では「ワラにもすがる思いです。この状況から私たち親子を救い出して!」という思いが伝わってきました。
親子面談では、超高速のフラッシュカードにかすみちゃんが興味を示して、座っていることができました。
ご家庭ではフラッシュカードを見せることから始めていただきました。数日間は、かすみちゃんを椅子にベルトで固定して、強制的にフラッシュカードを見せていたそうですが、次第に目でフラッシュカードを追うようになり、言葉が増えていったそうです。
お母さんは「鈴木先生からは笑顔でね。笑って、笑って」と言われたことを常に意識して取り組まれたそうです。「でも、頭でわかっていてもなかなか笑えないんです」と苦労の一端もお話くださいました。
耳元で囁く暗示法もご指導しました。フラッシュカードで言葉をインプットして、暗示法でアウトプット。暗示法はかすみちゃんには、とても合ったようです。

改善のためのファーストステップ!

親子面談

お子さんが他の子と違うかも…と悩んでいるより、まずは改善のための第一歩を踏み出しましょう!

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超高速楽習を指導する鈴木昭平

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