仮名
斉藤 花音(さいとう かのん)ちゃん 7歳
お母さま:莉子(りこ)さん
弟:碧人(あおと)くん
今回は、花音ちゃんのお母様の莉子さんにお話を伺いました。
花音ちゃんの成長の過程を通して、お母様をはじめとしたご家族との日常や生活習慣の変化、発達支援センターの在り方などに共感される方も多くいらっしゃるかと思います。
ぜひ、ご参考にされてみてください!
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Q. 花音ちゃんの赤ちゃんの頃の様子はいかがでしたか?
お母様
花音は、はじめての子どもでしたが、
妊娠出産も特に問題はありませんでした。
しかし出産後の育児は、
分からないことやスムーズにいかないことも多く、
気持ちが落ち込みやすくなっていました。
ただ、花音はよく寝てくれて、
一人遊びが好きだったので助かりました。
首の座りやお座りは、月齢通りの成長だったと思いますが、
歩くのは遅かったですね。
公園や児童館などに連れて行くと
同じ1歳ぐらいの子どもは歩いているのに、
花音は、まだハイハイでした。
2番目がすぐにできたので、
あまり積極的に外に連れて行かなかったからかもしれません。
ただ、1歳4か月になってもハイハイをしている花音を見て、
義母が「もう、歩かせた方がいいんじゃない?」
と、歩く練習をさせてくれました。
お蔭で弟が生まれる前には歩けるようになりました。
Q. 弟の碧人君が生まれて、お姉ちゃんになった花音ちゃんは?
お母様
花音は弟の出産が近づくにつれ、だんだんと不安定になっていくようでした。
出産を終え、新生児の碧人と一緒に家に帰ってみると
弟を見るたびにパニックになったように大泣きをしていました。
これには本当に驚きましたが、どうすることもできずに
花音と赤ちゃんの碧人を別々の部屋にして育児をしていました。
ところが、しばらくすると私の心身の疲労度がピークに達し、
子ども達を見守るのが精いっぱいになってしまったのです。
花音には、大好きな幼児向けのテレビやビデオを見せて過ごしました。
ぐずらないようにお菓子も与えていました。
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