シナプス神経伝達物質の受け渡し
ニューロン同士が隣接して、神経伝達物質を受け渡して信号を送っている部分をシナプスと言います。これが脳のネットワークの基盤です。
私たちは、五感を通して様々な情報を受け取っています。この情報は脳内で無数の信号となり、脳の中を絶え間なくすさまじいスピードで行き交うのです。
信号が、あるニューロンに伝達すると軸索から軸索の先の軸索終末まで到達します。到達した情報は、次のニューロンに渡さなければなりません。次のニューロンは、とても近くにいるのですが、ほんの少し隙間があります。この隙間の長さは、なんと20から30ナノメートル(10万分の1mm)です!
たったこれだけですが、直接つながっていないので、電気信号を飛ばさなければなりません。
この接続の構造をシナプスといいます。このたった20から30ナノメートルの隙間を情報が伝わる時にさえ、とても複雑な変換をしながら「神経伝達物質」を受け渡しているのです。
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