子どもの脳を科学する(3/4)

脳科学

左脳と右脳をつなぐ脳梁(のうりょう)

大脳は、正面から見ると中心の溝(大脳縦列)で左と右の半球に分かれています。この左の脳と右の脳を繋いでいるのが「脳梁」といわれる神経線維の束です。脳梁は約2から3億本の神経線維で、左脳と右脳の連携をとっています。

しかし、この脳梁は男女で違いがあるといわれています。友達と会っておしゃべりするのが大好きな女性の脳梁は、全体的に太く、脳梁の後部が大きく球状になっています。女性は、会話やコミュニケーションのときに左脳と右脳を連携させて、盛んに情報交換を行っています。

一方、男性は、左脳は左脳、右脳は右脳というような使い方が得意です。会話をするときは左脳、音楽を聴くときなどは右脳と集中して脳を使っています。そんな男性の脳梁は、女性よりも全体的に細くて、後部の球状も目立ちません。また、男性の方が少し左脳が大きいとも。発達障害も男女差があって、男の子の方が多いといわれています。

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